ぐるりのこと

昨年、見逃してしまった『ぐるりのこと』、昨日、DVDで見ました。
子供を亡くし、次第に壊れて行く妻と法廷画家の夫との暮らしを10年に渡って描いています。
リリィ・フランキーがこれは地なのでは?!と思わせるほど超癒し系の夫を好演していました。
翔子(木村多江)が泣きながら何度も『ちゃんとしたかったの』とカナオ(リリィ)に訴えるシーンは、ちょっとドキッとしました。
私もわりと『ちゃんとしたい』方なので 笑
何事も度が過ぎると良くないです。
でも、ちゃんとしなくても良いんだよと言ってくれる信頼できるパートナーが隣りにいてくれたらきっと大丈夫なんですね。
また、カナオが立ち会う法廷には、名前こそ違うのですが明かに宮崎勉やオウム信者宅間守らが登場してきて、ほんとにそんな事言ったの?って興味深かったです。
彼らのそばにもわかってくれる人間がいたらあんな恐ろしい事件は起きなかったかもしれないなとふと思いました。
最後、翔子がお寺の天井画を描くシーンが夫婦の日常の中でたんたんと描かれていてとても良かったです。


いつもの公園にバラが咲き始めました。
もうじき満開です。